チキンVSホットドッグ 日本語版

付属する2体の人形はどちらも硬めのビニール人形のような手触りで、吸盤は大きく、角度さえ合っていれば大体は着地してくれます。形が違うため、チキンとドッグでは重心が異なります。まずチキンとドッグの2チームに分かれます。ゲームの基本的な流れは、山札からチャレンジカードを引き、手札で入札して挑戦権を獲得、カードに書かれたチャレンジをこなせたら得点です。失敗すれば相手に得点が入ります。チャレンジは様々で、普通にただ投げるだけのものから、人形を2個同時に投げる、片足を上げてその下から投げる、持ち上げた片手の下から投げる、後ろ向きに肩越しに投げる、眼を瞑って投げる、（自分が）2回転してすぐ投げるなど、自分が動かなければいけない場合が多々あるので、それなりに広い場所で遊ばないと結構危ないです。各チャレンジには挑戦可能な回数が決められています。（ハンデを付けるなら、回数を増やしても良いかも。）（同じ技でも挑戦回数が違っているカードがありました。）どんな技でも人形が直立すれば成功で、1点を得ます。6点先取で勝ちです。入札で同じ数値のカードが出てしまった場合、即座に人形を投げ合い、先に1回転着地させた方が自分で挑戦するか、相手に挑戦させるかを選べます。3人以上のチーム戦が可能で、挑戦者は順に交代です。オマケとして、「決闘」スタイルのルールがあります。先攻と後攻を決めた後、西部劇のガンマンのように離れて立ち、一人づつ相手の足元に人形を投げ合います。どちらか一方が着地に成功すれば1点、先に3点を取れば勝ちです。両者が成功、両者が失敗なら無得点になり、ゲーム続行です。チャレンジカードには空白のものが2枚あり、自分でチャレンジを書き込めるようになっています。

フローリングの床だと、吸盤がつかずにバウンドしてしまいます。ツルツルした素材の床やテーブルやマットなどを敷いて遊ぶのが良さそうです。いわゆる『ペットボトルチャレンジ』の製品版といった感じです。チキンとホットドッグのデザインですが、このホットドッグがかなり握りにくいです。難易度の調整や、チーム戦では2回戦目はコマを交換して行うなどのルールの調整をするのも良さそうです。パーティグッズとして、幅広い年齢で遊べるので、オススメです！

吸盤がついた鳥とホットドッグを、カードに書かれた指示に従って投げるアクションゲームです。先に6回成功したほうが勝ちで、短時間で誰でも楽しめます。面白いのは、カードの指示が難しいと思ったときに、相手にそのお題をやらせることもできるところ。ルールがとても簡単で短時間で勝敗がつくので、子どもから大人まで盛り上がれる良いゲームです。

箱から出てきたのは、なんとも言えない表情のチキンと、ホットドッグ。これをテーブルや床に放り投げて、立たせる。ただそれだけのゲームかと思いきや、これがなかなかに奥深いものでした。基本は、かつて流行した「ボトルフリップ」と同じ。しかし、このゲームにはカードを使った駆け引きの要素が加わります。まずお題となる「チャレンジカード」がめくられ、全員がそのお題（例えば「利き手じゃない方で投げる」など）を見て、自分が挑戦したいかどうかを数字の書かれた「入札カード」で示します。大きな数字を出した人が挑戦権を得て、見事お題を成功させれば自分のポイントに、失敗すれば相手にポイントが入る、という仕組みです。この「入札」は、「これは自信があるから絶対挑戦したい！」というお題では大きな数字を出したいし、逆に「これは無理だ…」というお題では、相手に押し付けたいので小さな数字を出す。互いの表情を読み合いながらカードを出す、ちょっとした心理戦が楽しめます。そして、肝心のアクション部分ですが、これが本当に難しい。チキンもホットドッグも絶妙な柔らかさとバランスで、10回連続失敗なんてことはザラです。静まり返ったリビングに「ポスン…」「コテン…」という虚しい音だけが響く時間も少なくありません。しかし、その沈黙を破って、奇跡のように「ピタッ！」と着地した瞬間、思わず「おぉっ！」と声が上がります。この、何十回もの失敗の末に訪れる、たった一回の成功の快感と達成感が、このゲームの最大の魅力でしょう。大人も子供も完全に平等なルールの下、一切手加減なしの真剣勝負が繰り広げられました。ただ一つ、気になった点が。繰り返し投げていると、チキンとホットドッグの塗装が少しずつ剥げてきます。すぐにボロボロになる、というほどではありませんが、綺麗な状態を保ちたい方には向かないかもしれません。まあ、これも真剣勝負の勲章だと割り切って、気にせず楽しむのが正解なのでしょう。深い戦略性を求める方には向きませんが、家族や友人と集まって、一つの目標に本気で一喜一憂する。そんな時間を作ってくれる、不思議な魅力を持ったゲームでした。

家族で何度か遊んでみました。最初は全然うまくいかず「これ無理ゲーだろ」って感じだったのですが、何度かやっているうちにコツというか、押さえるべきポイントがわかってきました。まず、床じゃなくてテーブルの上でやりましょう。ダイニングテーブルがあればベストです。自分が立った状態で、床に立たせるのを狙うのは最高難易度です。最初これをやっていて挫けそうになりました。みんなでテーブルのそばに立って、テーブルの上に着地させるのを狙うのが、もっとも感覚を掴みやすいです。特に賃貸マンションにお住いの方は、階下への影響が少ないという点でもオススメです。次に、回転をかけすぎないことです。ついスナップをかけてクルクルと回りながら着地を狙ってしまいますが、それは上級編です。まずは回転は最小限にとどめ、クルッと一回転で着地を狙いましょう。何回かやれば力加減がわかってきて成功し始めると思います。お題カードは、みんなが着地させることに慣れてからですね。人形の底は吸盤になっているので、言うまでもないですが張り付きにくい場所は適さないのでご注意を。製品は触り心地の良いソフトビニール製で、丁寧な作りだと思います。デザインも個性的で、パーティーに持っていったら、この見た目だけでもひと盛り上がりありそうです（いろんな意味で）